高校受験や英検に役立つと評判の「公文英語」ですが、中学生からはじめるのはどうなの?と思っている方もいるでしょう。
公文の教材は「聞く・読む・書く」をくりかえすことで英語が定着しやすくなるのがメリットです。
中学生からのスタートはもちろんOK!教材プリントを宿題として毎日こなすことで、英語にふれる時間をたくさんもてます。
公文英語を始めたキッカケ
オンライン英会話をやっているので英語学習は学校の授業で十分だろうと考えていました。
そうしたら、「いえいえお母さん、英語は長文の読み書きの重要性や難易度が上がっているんですよ」と公文の先生に言われて焦りました。
自分(親世代)が中学生だった時とは比べ物にならないほど覚える単語の数も多くなり、長文読解力が必要とされています。
塾、英会話スクール、公文と悩んだ末、塾には行きたくないという娘の意見を尊重して、公文を選びました。
いずれ高校受験のために塾へ行くことになりますが、それまではリーディング・ライティング・リスニング力を公文英語で高めようと思っています。
「公文英語」中1の夏からスタート
中学1年生の夏から公文英語を始めました。
スタートする教材レベルの設定方法
受講開始するときに教材レベルを決めるテストをおこないます。
娘は中1相当になるG1教材からスタート。
もともとオンライン英会話をやっていたので、中1レベルからスタートできたと思います。
学年に関係なく「今のその子にぴったり」のところから始めるのが公文式なので、思っていたよりも下のレベルから始まることが多いんです。
小学生レベルの教材からスタートするの・・?
と、不満に感じることがあるかもしれません。
でも、その子にピッタリの教材を先生が見極めてくれるので安心してスタートしてくださいね。
中学生ともなると小学生相当の教材であればサクサク進められるはず。
早く進めたいときは1日5枚ではなく10枚に増やしてもらうなど、先生に相談してみましょう。
公文英語は「聞く・読む・書く」ことに特化しているので、中学授業の英語学習にはピッタリだと思います。
さすがに公文の英語だけで会話はできるようになるとは考えにくいので、スピーキングにも力を入れたい人は英会話教室の併用も考えてみて。
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音声が流れるタッチペンで学習
公文オリジナルのE-Pencil(タッチペン)を使って、1日5枚のプリントを学習します。
プリント(レベルG1)学習の流れ
G1教材では一般動詞とbe動詞の肯定分・否定分・疑問文・命令文を学びます。
- 1回~2回タッチペンから流れる英語を聞く
- まねして言ってみる
- 英文を書く
「聞く・読む・書く」のステップをくりかえし、英語の文章をたくさん読むことで読解力が養われる設計になっています。
プリントの終わりでは、英文を音読する速さも計ります。
教室では先生の前で音読をするので娘はしっかり練習して行ってます。相手がいる状況で英語の発音をするのは緊張しますが、実践的な練習になるので良いと思います。
娘はオンライン英会話をやっているので「発音が上手♪」と褒めてもらえるそうです。
学習時間は?
中1レベルのG1教材5枚を約15分で終らせています。
公文算数も1日5枚やっているので、宿題プリントは合わせて毎日30〜40分ほど。
学校の課題や部活があっても無理なくこなせる学習時間です。
今後、長文読解など難易度が上がると時間はかかるようになると思います。ですが、中学生の自宅学習としては長くないと思います。毎日の学習習慣としてちょうどいい時間です。
高校受験に向けて
高校入試の英語は、長文読解やリスニングの割合が多く配点も高めです。
下記、公文公式サイトに記載されているように得点源となる長文読解はカバーできるのではと期待しています。
ストーリーの面白さを味わいながら、英文の中で生きた文章表現や文法に触れていくので、知らず知らずのうちに長文読解力が身についていきます。長文読解力が高い比重を占める高校入試や大学入試でも、だんぜん威力を発揮します。
引用:公文公式サイト「よくある質問」より一部抜粋
私立高校の場合は「英検準2級」までもっていると優遇される可能性があります。
公立か私立どちらを選ぶかまだ分からないので、中2の冬までに英検準2級取得を目指しています!
また、高校受験だけではなく、その先の大学受験への準備にも。
高校入試と同じく、大学入学共通テストでもリーディング問題は年を追うごとに単語が増え長文化しています。
語彙力アップと共に長文を読み慣れる必要があります。
中学から始めるデメリットはある?
- 入試対策はできない
- 料金(月謝)が高い
- 英単語を覚えにくい
高校入試対策はできない
そもそもですが、公文は入試に関する指導はできません。
公文の先生のお話では、公文だけで高校入試に成功する子もいるみたいです。
ただ、そういう子は3学年先の教材を修了してトロフィーをもらったり、早くから高校教材を学ぶような子で優秀なタイプだそう。
なので、一般的な子は受験のノウハウを持っている塾に通う必要が出てきます。
料金(月謝)が高い
公文のデメリットと言えば、もうコレですよ。
月謝の高さ!
中学生は1教科で8,800円!!
(地域差あり)
3教科やったら26,400円。塾に行けば5教科習える料金です。
英語の初回は、E-Pencil(タッチペン)の購入も必要なので何かと物入りです。
月謝/月 | 8,800円 (地域差あり) |
---|---|
E-Pencil (初回のみ) | 6,600円 |
公文は季節講習がないので年間を通したら塾ほど高額にはなりませんが、理科・社会はカバーできない点も心配の種です。
公文だけでは英単語を覚えられない
中学生に限らず公文の英語プリントをやっているだけでは英単語は覚えられません。
正確に言うと、読めるようになるけど「1文字づつのスペル」が定着しにくい。間違えずに書く練習が必要になります。
毎日のプリント学習はどんどん進んでいくので、出てきた単語は漢字を覚えるようにくりかえしノートに書く練習が必要です。
英単語のスペルはアナログな方法で覚えましょう!
英単語だけでなく文法に関しても同じです。
娘は文法をまとめ直して、あとで見返せるように復習ノートを作っています!
「公文英語」はいつから始める?中学生からでも遅くない?
もちろん中学生から始めても良い!
実際に娘は中1の夏から始めて手ごたえを感じています。
中学生になると小学生よりも文法を理解しやすくなり、長文を読む集中力もついてきます。プリントを毎日やる習慣もついて学習効果も上がりました。
英会話スクールに通っているなど英語に触れる機会のあった子なら、中学入学後でもぐんぐんレベルを上げる可能性はあるでしょう。
また、英会話も同時に習うとリスニング(聞く力)が格段に伸びます。家から通う必要のないオンライン英会話が忙しい中学生にはぴったり。
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小学校高学年スタートがコスパ◯
中学から公文英語を始めて感じたのは、小学校高学年から始めるのがコスパの面ではおすすめだということ。
あまり小さいうちから公文英語を始めても文法を理解することや英文のお話を読むのが大変で挫折する子も多いからです。
ですが、英語を「聞く」のは小さいうちから始めたほうが良いのは周知の事実です。
もちろん公文も悪くはないですが、英語耳にしたいなら英会話から始めた方が効率がいいでしょう。
公文英語と英会話のどちらから始めるか、または同時に習うのかは各家庭の判断になります。
我が家の場合、長女と2番目の子を参考にしたところ下の子たち(第3子、4子)は
- 未就学からオンライン英会話スタート
- 小3から公文英語に通う
の流れで英語学習をしようと考えています。学習面・コスパ面で効率が良いと判断しました。
小学校の英語授業
小学校の英語授業は3年生から始まります。我が家の2番目の子はすでに小3ですが特に英語教育はしていません。
なので小学4年生からオンライン英会話を始めて、授業での読み書きが始まる小学5年生から公文英語をスタートしようと考えています。
- 3年生から「外国語活動」として英語にふれる授業が始まる
- 小3~4年まではあいさつなどコミュニケーションを重視しており読み書きはしません
- 5年生から読み書きが始まる
引用:文部科学省
公文英語の始め時が遅いかなと思いますが、2番目の子には1番コスパ良く学べるタイミングだと思います。
その子に合ったタイミングを見極めないと、習い事って時間もお金もムダになっちゃうんですよね。
算数・国語との併用で基礎学力を向上
公文では算数(数学)と国語の3教科を学べます。3教科の教材を実際に見て感じることは毎日コツコツと続けていければまんべんなく基礎学力を向上させることができるでしょう。
経済的な余裕があって子どもが頑張れれば3教科習いたいところ。
- 長女:公文を始めたのが中学生からと遅かったので小学生から続けた場合の効果はわかりません。
- 第2子:算数から始めて国語もスタートしました。国語教材が分かりやすいと思います。これをコツコツと毎日やっていけば、きっと花咲くときが来ると信じています(笑)
- 第3子:勉強できそうなタイプなので、早めに公文を始めたいんですが料金がネックになっています。
- 第4子:公文は小学校入学前に始める予定です。
経済的にどこまで教育にお金をかけられるか難しいところですが、子どもたちが将来海外に行って困らないよう英語には力を入れていきます。
【まとめ】公文英語で長文を読めるようになろう
公文英語は中学生から始めるのもOK!ただ個人的には、小学校高学年から始めるのが学習効果を感じやすくコスパも良いと思います。
もちろん、早くから効果を発揮できる子もいるでしょう。
ですが、文法の理解と定着はある程度大きくなってからのほうが子ども本人の負担にもなりにくいのでは?と感じています。
どちらにしても、英会話は早めに始めておいて損はありません。子どもが楽しく継続できる英会話教室を探してみましょう。